「ホテルニューオータニ博多」
岡藤 隆司さん(97E)
おもてなしのプロとしてニューノーマル時代へ

教員の道ではなく気づけばホテルマンに

父や親族が小学校の教員だった影響もあり、自分自身も教育の道に進もうと児童学科に入学しました。教育実習にも行ったのですが、当時は教員の採用が非常に少なくて、最終的には一般企業に就職しました。その企業にホテル事業があり、たまたまそちらに所属することになったことが、私のホテルマン人生の始まりです。縁があったのだと思います。現在はホテルニューオータニ博多で宴会などの営業を担当しています。現在は新型コロナウイルス感染症の影響で状況がすっかり変わってしまいましたが、通常は学会などで海外からのお客様も多く、そうした方々のおもてなしに携われることが大きなやりがいです。2019年即位の礼晩餐会の時には、東京に派遣され、国賓の接遇を担当させていただきました。とても貴重な経験となりました。三陽高校時代に交換留学で1年間、海外で学んだ経験が生かされていることをいつも実感しています。また、教員になった同級生が、先生方の慰労会で利用してくれることもあり、今でも繋がっていてありがたく思います。

ハル先生の言葉を胸に、できることをコツコツと

コロナ禍でホテル運営はとても厳しくなっています。宿泊のお客様も減りましたが、宴会は激減しています。以前のようにお客様に来て頂きたい…と考えながら食事の提供スタイルなどのニューノーマルスタイルのご提案するなど、できることからやっていこうと考えています。そうした中で励みになっているのが、中村ハル先生の「努力の上に花が咲く」という言葉。「一つ一つ積み重ねながら地道にやることが一番。できることをがんばろう」と前を向くことができます。これからもこの言葉を胸にコツコツと歩んで行きたいです。皆さんもいっしょに頑張りましょう!

 

 

ホテルニューオータニ博多

https://www.kys-newotani.co.jp/hakata/