「子ども絵画造形美術教室・大人のぬり絵教室」講師
石峰 恭子さん(3P)
中村での学びや人々との出会いが人生の大切な基盤

楽しんで継続したことが大切な宝になっている

7歳から結婚するまで、ずっと絵を習っていました。子育て中は一時中断していたのですが、今も続けて生活の一部となっています。中村の児童学科で美術について学べたのは、幸運のひとつでした。卒業後は幼稚園に就職しましたが、「絵画教室がしたい」という夢があり、退職して2つの幼稚園で絵画教室をはじめました。

その際に力になってくれたのは、中村の先生や同級生。その縁は今でも続いているので、ほんとうに中村は素晴らしいと思っています。人との出会いを大切にする中村ですよね。4年間で学んだことはすべて私の力になっており、今の仕事に活かせているのがありがたいです。楽しく継続してきた美術と中村の教育が私を支えてくれているので、「継続は力なり」というのは卒業生の皆さんに繋がると思います。

地域での講師活動がライフワークに

現在は東京で暮らしていますが、こちらに来てから「児童学科での学びが活かせる」と学童保育の仕事をはじめ、そこでも子どもたちと創作活動を楽しんでいました。65歳で退職してからは、地域の学習センターと住区センターで、子どもの造形美術教室と大人のぬり絵教室の講師をしています。

子どもの教室は3歳から奨学6年生までです。子どもたちの感性や創作意欲を伸ばすように、のびのびと絵画や造形活動を楽しんでもらっています。大人の教室も、同じ形に嵌った作品ではなく、個性を生かしたぬり絵に取り組んでいます。何かを作るということに年齢は関係ないんですよね。皆さん子どものように目を輝かせて、描いて取り組んでくださっています。これからも絵画や造形活動を、多くの方といっしょに楽しんでいきたいです。

 

石峰さんの活動内容


自分自身の造形活動も精力的に行い、東京都足立区で開かれている区展には20年以上も作品を出展し続けているという石峰さん。受賞経験は多く、2021年の区展では写真の彫刻作品「コラージュ 時間が止まった時間8・6」で区長賞を受賞した。