「熊本県警察 熊本東警察署」
岸 千代朋さん(14B)
被害者の無念を晴らすことのできる頼もしい警察官に

自分自身の無力さを感じた熊本自身での被災経験

私は熊本県上益城郡の出身で、熊本自身が起きた時は大学3年生だったのですが、余震の後に実家に帰ったため被災しました。避難所で過ごして感じたのは、何もできない自分の無力さ。そうした中、警察官が辛い顔ひとつせず働いている姿を見て、「なんて頼りになるんだろう」と感激したんです。「私も強くてやさしい警察官になりたい」とそこから猛勉強し、採用試験に合格することができました。

警察学校はうわさ通り厳しい所できしたが、ずっと続けていた野球のおかげで体力には自信があり、耐えることができました。機動隊に2年間いたことでメンタル面も鍛えられたと思います。辛いこともありますが、警察官は人の役に立つことができるやりがいのある大きな仕事、事件や事故の現場に駆けつけた際に被害者から感謝を伝えてもらうこともあり、自分の仕事に誇りを持っています。

努力をしたからこそ花がさいた自分がいる

これまでの人生、野球も仕事も誰よりの必死に取り組んできたと自負しています。中村ハル先生の「努力の上に花が咲く」という言葉どおり、努力をしてきたからこそたくさんの花が咲いている自分がいると思うんです。後輩たちにも、自分がやりたいと思っていることにはぜひ、全力で取り組んでほしいですね。そして、誇りが持てる仕事に就いてもらえたらと思います。

私の今の目標は、掲示になり、もっとたくさんの犯人を捕まえること。警察官には昇任試験というものがあり常に勉強が必要なのですが、試験のためということではなく、熊本県民を守るために日々勉強していきたいです。

 

岸さんの活動内容


岸さんが所属するのは、熊本県警察署の地域課自動車警ら係。主な仕事の内容は、犯罪の予防と交通事故防止のためにパトロールや職務質問、交通取り締まりを行うこと。事件や事故があれば被害者のために誰よりも早く現場に駆けつけ、初動捜査にあたっている。(熊本東警察署   https://pref.kumamoto.jp/site/police/list23-119.html)